代表挨拶


皆様、はじめまして。たかとり龍神太鼓~暁~代表の川上諒也です。
私は福井県を拠点に、日本全国へ和太鼓文化の魅力をお届けしたいという思いで、日々稽古と演奏に励んでおります。
子どもから大人まで、どの世代の方にも和太鼓の魅力を感じていただけるよう、丁寧にご指導させていただきます。


和太鼓をはじめとする和楽器は、自然からの恵みで成り立っています。
そのことに感謝し、「始まりは礼に始まり、終わりも礼に終わる」――この日本の伝統を大切にしながら、礼儀作法とともに学んでまいりましょう。


皆様の見学を心よりお待ちしております。
詳細はお申し込み欄をご確認の上、ご記入ください。


 


楽曲一覧


語(かたらい)


静けさの中に響き渡る一打一打。それはまるで、打ち手同士が言葉ではなく太鼓で心を通わせているかのようです。「語(かたらい)」は、二手に分かれた演奏者がゆったりとした拍で、まるで語り合うように太鼓を打ち鳴らす楽曲です。会話のキャッチボールのような間合いと、息を合わせた音のやりとりは、聴く者の心に優しく染み渡ります。派手さではなく、内面のつながりを描くこの一曲は、和太鼓が持つ「対話」の力を体感できる静かな名作です。



爛漫(らんまん)


「爛漫」とは、春の花が咲き誇る様。まるでその情景が舞台上に広がるように、冒頭から華やかで勢いある打音が響き渡ります。序盤は明るく躍動的に、そして中盤では複雑なリズム構成が絡み合い、打ち手の技量と一体感が試されます。後半に向けて加速しながら一気に咲き乱れるような展開は、観客を圧倒し、心に残る高揚感を与えてくれるでしょう。技術と表現の両面から花を咲かせる、まさに私たちの代表曲の一つです。



響颯一風(ききょういっぷう)


風をテーマにしたこの曲は、ゆるやかなそよ風から、轟く突風までを音で描き出します。笛の音が空を舞い、締太鼓や桶胴太鼓の軽快な打音が風の流れを作り出し、斜めに構えた長胴太鼓が大地を揺るがすような迫力を加えます。風が大地を駆け抜け、山を越え、川を渡る——そんな自然のダイナミズムを、独自のアレンジで構成した楽曲です。舞台全体を使った動きも加わり、まさに“風が目に見える”ような臨場感をお届けします。



海聲(うみごえ)


「海聲」は、静寂な入りから徐々に波が高まり、やがて荒れ狂う大海原へと展開していく、ストーリー性の強い構成が特徴の一曲です。低く響く太鼓の音は深海の鼓動、軽やかな打ち音はさざ波のささやき、そして力強く打ち鳴らされるクライマックスは、海の荒ぶる魂そのもの。メンバー全員が息を合わせ、波のうねりや渦巻きを全身で表現します。音だけでなく、動き・間・空気のすべてで「海」を演じる、舞台芸術的な作品です。



ソーラン節


全国に名を知られる北海道の民謡「ソーラン節」を、和太鼓と舞踊で再解釈した一曲。漁師たちの力強い掛け声を模したかけ声と、観客を引き込む勇壮なリズムが舞台を熱く盛り上げます。踊り手のエネルギッシュな動きと、打ち手の呼応するような太鼓の音が一体となり、まるで大海原を進む船団のような迫力を生み出します。郷土の魂を現代に響かせる、たかとり龍神太鼓~暁~ならではの民謡アレンジです。